ポリプロピレンの種類によるBONDICの接着具合
BONDICの使用できない素材の一つであるポリプロピレン(以下PP)ですが、PPにもさまざまな種類があり、形状、柔らかさ、表面加工の違いなどによって使用できる場合もございます。
ここでは、弊社オリエント・エンタプライズでの実験結果を記載いたします。
条件1:BONDICの塗り広げる面積は、およそ直径5mmの円形
条件2:はがし方は手の爪でこすってみる方法。
条件3:やすりをかける面積は、BONDICを塗り広げる面積以上の広さ。
実験した素材一覧
ホモPP:PPバンド、OPP袋、不織布
ランダムPP:半透明の少しやわらかいCDケース
ブロックPP:硬くて大きい収納ボックス(ツルツル面とデコボコ面)
※品名をクリックすると使用した材料写真が見れます。
種類:ホモPP
品名 |
やすり有り |
やすり無し |
PPバンド |
取れてしまう。
- 基材そのものが曲がるので、BONDICは同じようには曲がらずにはがれてしまう。
- 爪でこすってもはがれてしまう。
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取れてしまう。
- すり掛けの無いものに比べると、多少引っかかっている感触はある
- 基材そのものが曲がるので、BONDICは同じようには曲がらずにはがれてしまう。
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OPP袋 |
取れてしまう。
- 基材そのものが曲がるので、BONDICは同じようには曲がらずにはがれてしまう。
- 爪でこすってもはがれてしまう。
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取れてしまう。
- すり掛けの無いものに比べると、多少引っかかっている感触はある
- 基材そのものが曲がるので、BONDICは同じようには曲がらずにはがれてしまう。
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不織布 |
取れない。
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実験不可
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ランダムPP
種類:ブロックPP
品名 |
やすり有り |
やすり無し |
硬くて大きい収納ボックス(ツルツル面) |
取れてしまう。 |
- やすり掛けの無いものに比べると、多少引っかかっている感触はある。
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硬くて大きい収納ボックス(デコボコ面) |
取れてしまう。 |
はがれない。 |